保育園の開業(立ち上げ)をして分かったこと

保育園の立ち上げ—外部アドバイザーから経営者へ

自身で保育園を立ち上げるきっかけは、医療法人からの運営委託の依頼でした。当時はまだ珍しかった企業型保育園(後に小規模認可保育園も運営)という、走り出しの形態でした。保育園の立ち上げと運営を経験することで、それまでサポートする側だった自分が、経営と運営の内側にあるリアルな課題を把握できるようになりました。

女性経営者が直面する「人」と「バランス」の課題

経営視点から見て最も大変だったのは「人」、すなわち保育士の確保とマネジメントでした。この業界では「女性の働き方」、特に妊娠・出産や家族の体調不良など、ライフステージの変化に合わせた柔軟な対応が不可欠です。

男性経営者の視点では見過ごされがちな、「仕事と家庭の両立における女性の負い目」を理解し、持続可能で「ちょうどいい働き方」を提供することが離職率の低下に繋がると確信しました。

【経営の重要ポイント】

  1. 人を大切にすること: 従業員、保護者、子ども、全ての人を大切に扱う。
  2. 経営的なバランス: 必要な人員配置(0歳児3対1などの配置)と、国の給付金とのバランスを取る。
  3. 女性の視点と持続可能な愛情: 女性ならではの視点を活かし、無理なく愛情を注ぎ続けられる環境を作る。

浜松商工会議所での経験がもたらした視座

保育園経営と並行して、私は商工会議所青年部で活動し、全国組織の委員長や副会長も務めました。この活動を通じて、教育福祉分野だけに止まらない広い視点の重要性を痛感するとともに、「男女共同参画」や「女性の社会参画」といった社会課題について政策提言を行いました。この経験は、後に組織のあり方や、従業員の心のケア、自己受容・自己肯定感の重要性を提言するアドバイザリーの根幹となっています。

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